賃貸借契約の流れと契約にかかる主な費用について

賃貸物件に入居するなら、契約の手続きを済ませる必要がありますし、初期費用も支払う事になります。賃貸借契約の流れは全部で5段階になりますが、入居審査も受ける事になるのです。今回は賃貸マンションを探している方に向けて、賃貸借契約の流れと賃貸借契約にかかる費用について解説しましたので、参考にしてみて下さい。

申し込み手続きと申し込み金の支払い

手続きの1段階目は、まず申し込みです。その際に、不動産業者に手付金と予約金を支払う事になるのです。物件を借りる事を意思表示する為に支払うのですが、基本的には家賃1ヶ月分のお金が必要です。支払う際には、必ず預かり証を受け取っておきましょう。
また申し込む際には、色々な点を確認しておく必要があります。スケジュールや必要書類や連絡手段などを確認して、不動産業者から重要事項に関する説明を受けます。不明点があれば、遠慮なく質問しておくべきです。

入居審査とその結果の通知

2段階目は、不動産業者による入居審査です。物件の大家さんや管理会社は、申し込みしてきた入居希望者に関する色々な点を確認します。確認してみた結果、特に問題ないと判断されれば入居できます。なお申込書に対する記入漏れがあると、審査を受けられない事もあるので、注意が必要です。
3段階目ですが、審査結果が通知されます。結果通知と同時に、必要書類や契約書の送付期日なども伝えられますから、必ずメモを取っておきましょう。
その際、連帯保証人にも伝えておく必要があります。日程調整などの問題もありますし、連帯保証人の立ち会いが必要な時などは、結果は伝えておくべきです。

書類作成と契約手続き

4段階目は書類作成です。契約に必要な書類を作る訳ですが、疑問点があれば細かく質問するようにしましょう。また書類は郵送する事になりますが、万が一の事態などを考慮すると、簡易書留などで郵送するのが無難です。
そして5段階目は、管理会社や仲介会社との契約手続きです。その際提示される契約書には大切な内容が盛り込まれているので、不明点は質問するよう心がけましょう。その際に契約金などの領収証や預り証も、忘れずに受け取っておく必要があります。

賃貸物件の契約にかかる初期費用

ところで賃貸物件を借りる時には、初期費用も支払う事になります。通常は、家賃の5ヶ月分や6ヶ月分ぐらい必要です。
その具体的な内訳ですが、まず仲介手数料や保険料や保証会社の料金です。全部合計すると、家賃の1.5ヶ月分から2ヶ月分ぐらい払うことになります。
そして敷金と礼金と保証金も支払います。関東エリアでは敷金と礼金を合計3ヶ月分や4ヶ月分ぐらい支払い、関西エリアでは保証金を4ヶ月から7ヶ月分ぐらい預かり、そこから賃料3ヶ月分ぐらいの敷式が差し引かれます。

引っ越し費用や電化製品などを買い揃える費用

上記の他にも、賃貸借契約にかかる費用はあります。そもそも賃貸物件に入居するなら、引っ越しする事になるでしょう。つまり引っ越し費用がかかる訳ですが、引っ越しする方法によって金額は異なります。
例えば引っ越し業者に依頼する時は、単身であれば5万円以内になる事が多いですが、家族で引っ越しするなら20万円ぐらいかかる事もあります。またレンタカーを利用するなら2万円目安であり、知人や家族に依頼する時は1万円から2万円ぐらいかかります。
また新居に入居するなら、電化製品も買い揃えていく事になるでしょう。電化製品の総額は10万円目安で、寝具も7万円ぐらいになる傾向があり、その他の費用も含めれば20万円ぐらいになる傾向があります。
ただし物の量が少なければ、総額8万円ぐらいになる事もあります。物の量が多い家族住まいの引っ越しですと、数十万円ぐらいになるケースも多いです。

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